-キミの声が聞きたくて-
*声*
翌日。
俺は直人に出会うことなく一人で登校した。
教室に入り、自分の席に向かう。
そこで、ふと後ろの席を見た。
すると、真田?が俺を見ていて目が合った。
目が合った途端、どうしようもなく恥ずかしくなった。
中学生かよってくらい。
こんな事で真っ赤になるなんて。
俺はそのまま俯き、席に着いた。
って言うか、真田可愛くね!??
昨日は焦ってて、全然顔みえなかったんだけど、さっき見た限りじゃかなり可愛い。
何が何だか分からなくてテンパる俺、
真田は、恥ずかしくなかったのかな??
俺は気になって、そっと後ろを振り返った。
すると、
「ー…///」
真田の顔は真っ赤になっていた。
真っ赤な頬を隠すように両手で包みこむ真田。
そんな姿にちょっと、ドキン。と胸が高鳴った。