Sweet Chocolate Kiss(短編)


逸都と言えば相変わらずで。


毎朝5時半に

「ちょこー!!朝練行くぞー!!」

と私を叩き起こして、夜までバスケ三昧の日々。




パッと見はただの幼なじみだったあの頃と変わらない。


だけど……




「行くぞ!!ちょこっ!!」




固く繋がれた右手はどこまでも温かくて頼もしい。



私はきっとこの手にひかれて、どこまでも走り続けていくんだろう。
大好きで大好きな、彼が夢を叶えるその日まで。







甘い甘いキスで始まった
Sugar BoyとChocolate Girlの恋は、まだまだ始まったばかり。



今でも充分すぎるくらい幸せだけど。




砂糖のように甘くて、チョコレートみたいにとろけるような大人なキスをするのは…

まだまだ先のお話なのです。







【Sweet Chocolate Kiss】



おしまい♪♪



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