Sweet Chocolate Kiss(短編)
ま、またぁっ!?
「や、ヤだよ。」
「は?なんで。」
「もういい年なんだから、それは卒業したいというか何というか……。」
「は?お前はアホか。
いろいろ試した結果、コレが一番効率いいんだよ。いいからさっさと後ろに乗れ。」
そう言って。
逸都は私の手をグイッと引き寄せると…
顔がくっついちゃうんじゃないか…ってくらいに私を引き寄せて……
バシン!!!!!
とパーで思いっきり頭を叩いた。
「いった~~い!!!!!」
「うるさい!!四の五の言わずにさっさと乗れ!!!!
朝練に遅れるだろーが!!!!!」
うぅ……、ヒドイ……。
私は涙目になりながら学校カバンをギュっと握りしめて。
「わ、わかりました……。」
おとなしく、逸都様の後部座席に座らせて頂くコトにした。