Sweet Chocolate Kiss(短編)
「ほらほら、まだジャンプシュート20本残ってますよ?
フォームに気をつけてもう一回!!」
「だぁ~っ!!いちいちお前はウルセェんだよ!!
やったらぁ!!20本確実にネットに沈めてやる!!」
だけど…
コイツのこういう所は嫌いじゃない。
ちゃんと夢を持ってる所とか強い所とかは尊敬する。
女の子…っていうよりは男友達に感覚は近いかもしんねぇけどな。
カシャッ、カシャッ
「ラスト1本!!大事に決めて下さいね!!」
「…わかってるっつーの!!!!」
俺が最後に放ったジャンプシュートは
きれいな弧を描きながらネットの中へと静かに沈んでいった。