Sweet Chocolate Kiss(短編)
Sugar boyの憂うつ
えっ、えっ、えっ、えぇっ!!??
ちょこが見てたのって…梅ちゃんじゃなかったのか??!!
クッキー妹の爆弾発言に俺の脳ミソは大パニック。
「えっ…、だってアイツ梅ちゃんのコト……」
「だーかーらっ。
そこがそもそもの間違いのモトなんですってば!!ちょこセンパイが見てたのは佐藤センパイなんです。
梅星佐加美センパイではございませんっ!!」
キッパリと言い切るクッキー妹に俺の頭は更にパニくる。
「だって…アイツ梅ちゃんと一緒にいる時間多かったし…、練習の度に梅ちゃんのコトじっと見てるんだぞ!!??
勘違いもするわ!!!!!」
ワタワタしながら負けじと言い切るとクッキー妹はハァァ~と盛大にため息をつき始めた。
「鈍感もここまでくると、病気ですね…。」
「はぁ?なんかカチンとくる発言だな、オイ。」
「カチンときてんのはこっちです。
センパイ、よく考えてみて下さい。パス練とか相手がいなきゃ練習できないプログラムの時…、センパイがいつも組んでる相手は誰ですか。」
そこまで言われて。
鈍感な俺もアッと気がつく。