Sweet Chocolate Kiss(短編)
「センパイ。」
「あぁん?」
「真剣に…そう思ってるんですか…??」
クッキー妹は恐る恐る俺の顔を覗きこむ。
「は?なにが?」
「だから…大人の階段のくだりですよ。
真っ剣にそう思ってるんですか…っ??」
そう言って俺の右肩をガッチリ掴むクッキー妹。
だからハッキリ言ってやった。
「当たり前だろうが。
真っ剣に答えたわ!!!」
そう言った瞬間。
「……~~っ!!!
アンタ…、正真正銘のバカでしょっっ!!!!!」
俺は1歳年下のオンナに思いっきり後頭部をどつかれてしまった。
「いてぇ!!なにすんだよ、このクソオンナ!!!」
後頭部を押さえながらクソクッキー妹をギッと睨むと
「だから、なんでそうなるんですかっ!!!!
あ~っ、センパイってホントにめんどくさい!!!!」
アイツは頭をガシャガシャ掻きながら、なんだかイライラしはじめた。
そして『あ゛~っ!!もうっ!!』と奇声を上げると泣きそうな顔をしながらこう言った。
「それは完全なる嫉妬じゃないですかぁ~…!!!!!!!」