ひとりごと*2012
本には学園に通った子供達の言葉や詩もありました
私が涙してしまったのはある子の詩
「わかってください」
学校に行けというあなた
学校に行こうというあなた
こんな辛い思いをしたことがありますか?きっとないですね!
こんなに苦しんでいるのがわかりますか?きっとわからないでしょうね!
ほんの少しでもいい今の私達の気持ちをわかってほしい
でも 経験しなければわからないでしょう
経験したらわかってください
経験するまでわからないあなたは幸せですね!
「大変だったけど…」
私はいつもいつも大変でした でも 一つだけ身につけたことがあります
「人の心」です
カウンセリングをはじめてから「人の心」というのが 伝わってくるようになりました
まだまだだめな私だけど こんな私だけど
こんな私だけど愛してくれる人がたくさんできました
また 私も愛せる人がたくさんできました
中学三年間ももう終わり 私にとって中学というのは何のためにあったのだろう
どんな事を自分に身につけたのだろう 何もなかった
でも 学校に行けなくなって一つだけ身につけた
それは「人の心」です
少し得したような気がします
「卒業」
私はもう卒業 あっという間の三年間いろいろなことがあった
私にとって ただただ「学校に行きなさい」「学校に行きなさい」の言葉ばかりだった
この中学からもやっと卒業できる
「いつも」
いつも いつも苦しいのは自分だと思っていた
本当に苦しいのは他にもいると思い始めた
人間だれしも一つはできないことがあります
私は一つばかりではないけど…
でもその一つ一つのできないことが 苦しいのです
わかってください できない苦しさを…
いつもいつも一生懸命なあなたには
ずーっと一緒にいてほしいな いつまでも…