ナマイキ彼氏。
ムカつくー!!
でも私弱み握られてるんだった…。
バラされないようにするには、言うこときく意外に選択肢なんてない。
やっぱりコイツ…悪魔だ。
私は恨みをこめて、彼をジトーっと睨んだ。
でも彼は睨む私に気づかず、「…あっ!」と思い出したように声をあげた。
「なによ。」
不機嫌な私は自然と声のトーンも低くなる。
でも、彼はそんなのお構い無しだった。
「これからは俺のこと、新太って呼べよ。」