ナマイキ彼氏。
Second story
なんでこんなことに…
次の日─…
教室で私を待っていたのは、気持ち悪いくらい笑顔の亜弥だった。
私はあえて目をそらし、自分の席につく。
そんな私を放っておいてくれるわけもなく、亜弥は私の前の席に勢いよく座った。
「一花〜!昨日の事詳しく説明しなさいよ〜!」
…やっぱりそうきたか。
亜弥って普段は大人の女って感じなのに、恋愛の話になると乙女なんだよねー…
乙女スイッチの入ってしまった亜弥はもう誰にも止められない。
「いつの間に彼氏なんていたのよ〜?いたんなら私に教えてよ!」
「彼氏なんかじゃ…」
ないって言いたかったけど、新太とした約束(一方的にされた)を思い出してやめた。