ありのままの、あなたが欲しい。
最近、ショージさんの部屋に入る女性はぱったりといなくなった。


迷惑してたのはこっちなんだから罪悪感を感じる必要はないのに、なんだか悪いことをした気がしてしまうけれど…。



でも、そんな女性関係を除けばショージさんはとてもいい人で。


遠慮なく色々な頼み事をしても嫌な顔一つしないで応じてくれるし、愛斗とも楽しそうに遊んでくれる。



自分でも気付かないうちに、私はかなりショージさんに心を許しているみたい。

今日すんなりと家に上げてしまったのがその証拠。



男の人とこんなふうに関わるのは、秋がいなくなってからは初めてだ。


ただの隣人だった彼と、まさかこんな関係になるなんてね──。




< 180 / 395 >

この作品をシェア

pagetop