ありのままの、あなたが欲しい。
帰り道、愛斗を真ん中にして3人で歩きながら、お互いの休みが合う時に遊園地へ行く計画を立てた。
最初は戸惑ったものの、喜ぶ愛斗を見ているとショージさんはいい提案をしてくれたように思う。
それに、いつの間にか私はこうして3人でいることに何の違和感も持たなくなっていることに気付いた。
話していてもすごくラクで、気を遣わずにいられる。
自然体でいられる気がするの。
アパートに着いて、ショージさんと別れて部屋に入った後、汗や砂で汚れた服を脱ぐ愛斗に聞いてみた。
「…ねぇ、マナはどうしてショージさんと一緒に遊びたいの?」