ありのままの、あなたが欲しい。
辺りを白く覆っている無数の結晶達に、太陽の光が反射してキラキラと輝いている。
爽やかな青空と、汚れのない純白の雪が魅せる自然の絵画。
辺り一面、冬景色。
乾いた冷たい空気が肌を射す2月の初旬──
私達は高台にある比較的大きな霊園に訪れていた。
「今年もあなたの好きな季節がやってきたね…」
雪が被った一つの墓石の前に立ち、ぽつりと呟くと、
「ぼくも冬好き~」
と言って、愛斗がまた雪で遊び始める。
その無邪気な姿に、私は優しく微笑んだ。
爽やかな青空と、汚れのない純白の雪が魅せる自然の絵画。
辺り一面、冬景色。
乾いた冷たい空気が肌を射す2月の初旬──
私達は高台にある比較的大きな霊園に訪れていた。
「今年もあなたの好きな季節がやってきたね…」
雪が被った一つの墓石の前に立ち、ぽつりと呟くと、
「ぼくも冬好き~」
と言って、愛斗がまた雪で遊び始める。
その無邪気な姿に、私は優しく微笑んだ。