ありのままの、あなたが欲しい。
こんないかにもイイコそうな彼が、本当に昨日あんなことをしていたの?


嫌がる彼女を無理やり…


ってまた想像してる、私!



カオには出さないけれど、心の中では様々な疑いや妄想が渦巻く。


そんな私の心情なんて知らないだろうショージさんは、少し微笑んで「これ回覧版なんですけど…」と差し出してきた。



あぁ、なんだ…回覧版だったのね。


ご親切にどうも、と思いながらそれを受け取り、昨日のことをどう言おうかまた悩む。



だって、なんだか本当にイイ人そうだから少し言うのを躊躇うというか…。


だけど注意はしておきたいし…。


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