僕のお母さん2
「うわっ。マジで、そんなにもらって来たの?てか、裕貴くんもモテるのね。」





ルミさんが入れてくれたココアを飲みながら、僕達は三人でいろいろな話をした。ルミさんと裕貴は意気投合していた。趣味がよく似ている。僕が裕貴と仲が良くなったのは、裕貴がルミさんと似ているからかな。





「てかさ、椿。あんた、チョコレートはあんまり好きじゃないって、前に言ってなかった?」





「そうなんですよ、こいつ貰ったあとに、俺に好きじゃないんですとか、言ってきたんですよ?どうするんですかね。」





本当に、仲良くなったのはいいけど、二人タッグを組んで、僕を攻めるのはやめてほしい。僕は、何も言えず黙って二人の会話を聞いていた。





「それにしても、なんで椿はチョコ嫌いなのさ。」





「あ、それ思いました。俺も甘いものは好きじゃないんですけど、別に食べたくないほど嫌いじゃないですし……。チョコは別に嫌いじゃないし。」




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