聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
だから俺はその友の手を取り、立ち上がった。
小さな光は、強く抱きしめると壊れてしまう気がして、ぎこちなく抱きしめた。
でもその光は、小さくてもとても力強かった。
俺は友の気持ちを確かめて、そして愛しいと思う心に従って、キスをした――。
腕の中の友をギュッと少し力を込めて抱きしめる。
「ぅ……んぅ……」
そのせいで友は少し身じろぎをした。
でも起きる気配は無い。
小さくて柔らかい俺の光。
俺だけの光でいて欲しくて、抱いた。
好きで好きで堪らなくて、何度もキスをした。
友の全てが俺だけのモノになることは無いって分かってる。
でも、今だけは……二人でいるときだけは、俺のことだけ見て欲しい。
俺のことだけ、考えて欲しい。
今も密着している肌が柔らかくて温かい……。
こんなにも、友のことしか考えられなくなるとは思わなかった。
「まったく……ちゃんと責任取れよな、友……」
俺は目の前の友の寝顔に囁いた。
とりあえず明日は休みだし、友が起きるまではこのままで……。
≪第一部完≫
小さな光は、強く抱きしめると壊れてしまう気がして、ぎこちなく抱きしめた。
でもその光は、小さくてもとても力強かった。
俺は友の気持ちを確かめて、そして愛しいと思う心に従って、キスをした――。
腕の中の友をギュッと少し力を込めて抱きしめる。
「ぅ……んぅ……」
そのせいで友は少し身じろぎをした。
でも起きる気配は無い。
小さくて柔らかい俺の光。
俺だけの光でいて欲しくて、抱いた。
好きで好きで堪らなくて、何度もキスをした。
友の全てが俺だけのモノになることは無いって分かってる。
でも、今だけは……二人でいるときだけは、俺のことだけ見て欲しい。
俺のことだけ、考えて欲しい。
今も密着している肌が柔らかくて温かい……。
こんなにも、友のことしか考えられなくなるとは思わなかった。
「まったく……ちゃんと責任取れよな、友……」
俺は目の前の友の寝顔に囁いた。
とりあえず明日は休みだし、友が起きるまではこのままで……。
≪第一部完≫