聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「でも転校生かー。どんな奴だろーな?」
弘樹の言い分を無視して、高志が話題を転校生に移す。
「さーね。ムサッ苦しいやつはやだなー」
とあたしも高志に続いて適当に言った。
「あ、それは同意。ただでさえ男ばっかりでムサッ苦しいのに、これ以上ムサッ苦しくなるのはぜってーヤダ」
と高志。
そして弘樹も同意した。
「それは言えてる」
そんなあたし達に黒斗が突っ込む。
「お前等なぁ……。自分達もそのムサッ苦しい男に入ってるって分かってて言ってんのか?」
黒斗の呆れのこもった言葉に、高志と弘樹は苦笑い。
ちなみにあたしは無言。
だって男じゃないし。
そんなやりとりをしているうちに、担任が教室へと入ってきた。
「ほら座れーSHRやるぞー」
出席簿片手に先生が教団に立つと、皆慌てて自分の席に座る。
そして出席を取り、お知らせ云々を話した先生は、最後に咳払いして言った。
「あー、感づいてる奴もいるだろうが、今日からこのクラスに転入生が入る。――日生(ヒナセ)、入って来い」
弘樹の言い分を無視して、高志が話題を転校生に移す。
「さーね。ムサッ苦しいやつはやだなー」
とあたしも高志に続いて適当に言った。
「あ、それは同意。ただでさえ男ばっかりでムサッ苦しいのに、これ以上ムサッ苦しくなるのはぜってーヤダ」
と高志。
そして弘樹も同意した。
「それは言えてる」
そんなあたし達に黒斗が突っ込む。
「お前等なぁ……。自分達もそのムサッ苦しい男に入ってるって分かってて言ってんのか?」
黒斗の呆れのこもった言葉に、高志と弘樹は苦笑い。
ちなみにあたしは無言。
だって男じゃないし。
そんなやりとりをしているうちに、担任が教室へと入ってきた。
「ほら座れーSHRやるぞー」
出席簿片手に先生が教団に立つと、皆慌てて自分の席に座る。
そして出席を取り、お知らせ云々を話した先生は、最後に咳払いして言った。
「あー、感づいてる奴もいるだろうが、今日からこのクラスに転入生が入る。――日生(ヒナセ)、入って来い」