聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「ふへ?」
黒斗は無言で舐め続ける。
拓馬のキスの余韻をなくそうとしているんだろうけど……。
正直、変な感じだ。
でも丹念に舐めてくる黒斗に、あたしは徐々に別の意味で変な気持ちになってきた。
「ちょっ……黒斗ぉ……」
少し甘えた声になったあたしから舌を離し、黒斗はあたしの顔をまじまじと見る。
そしてニヤリと妖しく微笑んだ。
っ!? これは……腹黒ドS発動!?
あたしのその考えは当たっていたらしく、黒斗の指が嘗めかましくあたしの顎のラインをなぞる。
その指が顎の先端で止まると、嬉しそうに目を細めた黒斗が口を開く。
「その顔、誘ってんの?」
「ちがっ! これは黒斗がぁ……」
「俺が? 何だよ?」
そうしてジリジリとにじり寄ってくる黒斗から思わず逃げて、いつの間にか壁に押し付けられる格好になっていた。
右手はあたしの顎を捕らえ、視線を外せないようにしている。
左手は脇腹に添えられ、僅かに上下に動いていた。
そして股の間に膝を割り入れられ、身動きが出来ない状態になる。
あたしは、大好きな黒斗に触れられて嬉しいのと、このままここでヤられてしまうんじゃないかと言う恐怖でドキドキしていた。
黒斗は無言で舐め続ける。
拓馬のキスの余韻をなくそうとしているんだろうけど……。
正直、変な感じだ。
でも丹念に舐めてくる黒斗に、あたしは徐々に別の意味で変な気持ちになってきた。
「ちょっ……黒斗ぉ……」
少し甘えた声になったあたしから舌を離し、黒斗はあたしの顔をまじまじと見る。
そしてニヤリと妖しく微笑んだ。
っ!? これは……腹黒ドS発動!?
あたしのその考えは当たっていたらしく、黒斗の指が嘗めかましくあたしの顎のラインをなぞる。
その指が顎の先端で止まると、嬉しそうに目を細めた黒斗が口を開く。
「その顔、誘ってんの?」
「ちがっ! これは黒斗がぁ……」
「俺が? 何だよ?」
そうしてジリジリとにじり寄ってくる黒斗から思わず逃げて、いつの間にか壁に押し付けられる格好になっていた。
右手はあたしの顎を捕らえ、視線を外せないようにしている。
左手は脇腹に添えられ、僅かに上下に動いていた。
そして股の間に膝を割り入れられ、身動きが出来ない状態になる。
あたしは、大好きな黒斗に触れられて嬉しいのと、このままここでヤられてしまうんじゃないかと言う恐怖でドキドキしていた。