聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
友達
「じゃあ、出かけるのは次の日曜日で良いのか?」
帰り際、弘樹がそう確認してきた。
「うん。……あ、でも何か予定あるなら延ばしても良いぜ?」
「いや、それは平気。んじゃあ俺これから用事あるから先帰るな」
そう言って、弘樹は早々に教室を出て行った。
「じゃあオレ達も帰ろうか……って」
他の三人を振り返ると、その暗い雰囲気にちょっと引く。
「三人ともまだ落ち込んでるのか?」
ため息をつきながら言うと、拓馬がうな垂れていた頭を上げた。
「当たり前だろぉ……。俺あそこでネット引っかからなかったら優勝出来たんだぜ?」
“出来たかも知れない”とは言わない。
黒斗に勝つ気満々だったらしい。
そんな拓馬の台詞に、黒斗は納得いかないという雰囲気で突っかかった。
「何? お前俺に勝つ気でいたの?」
と鼻で笑う。
うわぁ……。
黒斗嫌味炸裂。
「当たり前だろ? お前午前中の仮装行列で体力かなり使ってたんだ。俺の方が体力有り余ってる。俺が優勝するのは当然だろ?」
拓馬も負けていない。
帰り際、弘樹がそう確認してきた。
「うん。……あ、でも何か予定あるなら延ばしても良いぜ?」
「いや、それは平気。んじゃあ俺これから用事あるから先帰るな」
そう言って、弘樹は早々に教室を出て行った。
「じゃあオレ達も帰ろうか……って」
他の三人を振り返ると、その暗い雰囲気にちょっと引く。
「三人ともまだ落ち込んでるのか?」
ため息をつきながら言うと、拓馬がうな垂れていた頭を上げた。
「当たり前だろぉ……。俺あそこでネット引っかからなかったら優勝出来たんだぜ?」
“出来たかも知れない”とは言わない。
黒斗に勝つ気満々だったらしい。
そんな拓馬の台詞に、黒斗は納得いかないという雰囲気で突っかかった。
「何? お前俺に勝つ気でいたの?」
と鼻で笑う。
うわぁ……。
黒斗嫌味炸裂。
「当たり前だろ? お前午前中の仮装行列で体力かなり使ってたんだ。俺の方が体力有り余ってる。俺が優勝するのは当然だろ?」
拓馬も負けていない。