聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「……後で話すよ。とりあえず仕事しなきゃ。皆待たせちゃったし」
「ん、まあそうだな」
黒斗は深く聞かず、あたしの言い分を聞いてくれて教室の中に入っていった。
あたしも続いて教室に入る。
「あ! 遅ぇぞ!?」
「早く来い! 皆待ってたんだぜ?」
皆忙しそうに立ち回りながらそんな愚痴をあたしに飛ばす。
「ゴメンゴメン! すぐ手伝うからさ!」
あたしは謝りながらウェイトレスの仕事をし始めた。
執事風衣装を着た男子生徒達の中で、あたしのメイド風衣装は目立つ。
だからしょっちゅうお客さんに声を掛けられて大変だった。
注文はもとより、さっきのように写真撮らせてほしいだの握手してくださいだの……。
あたしは珍獣か!?
……いやいや違う。
訂正。
あたしはアイドルか何かか!?
だよ。
あ~でもアイドル的存在ではあるのか、ジュエルだし。
もー忙しすぎて頭の中も何だかおかしくなってる。
営業スマイルを顔に貼り付けそんなことを考えながら立ち回っていると、入り口から休憩時間を終えたクラスメイト達が入ってきた。
その中の一人に違和感を感じる。
一人だけあたしと同じメイド風衣装だった。
「ん、まあそうだな」
黒斗は深く聞かず、あたしの言い分を聞いてくれて教室の中に入っていった。
あたしも続いて教室に入る。
「あ! 遅ぇぞ!?」
「早く来い! 皆待ってたんだぜ?」
皆忙しそうに立ち回りながらそんな愚痴をあたしに飛ばす。
「ゴメンゴメン! すぐ手伝うからさ!」
あたしは謝りながらウェイトレスの仕事をし始めた。
執事風衣装を着た男子生徒達の中で、あたしのメイド風衣装は目立つ。
だからしょっちゅうお客さんに声を掛けられて大変だった。
注文はもとより、さっきのように写真撮らせてほしいだの握手してくださいだの……。
あたしは珍獣か!?
……いやいや違う。
訂正。
あたしはアイドルか何かか!?
だよ。
あ~でもアイドル的存在ではあるのか、ジュエルだし。
もー忙しすぎて頭の中も何だかおかしくなってる。
営業スマイルを顔に貼り付けそんなことを考えながら立ち回っていると、入り口から休憩時間を終えたクラスメイト達が入ってきた。
その中の一人に違和感を感じる。
一人だけあたしと同じメイド風衣装だった。