聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
聞かない……
教室に戻って黒斗と合流したあたしは、帰ってから話があるとだけ言ってそのまま二人でいつもの通学路を歩いて帰った。
帰りながら話すのも考えたけど、ちゃんと話して分かって貰いたいから……。
だから、寮の部屋で話すことにした。
寮に帰って着替えてから黒斗に部屋に来てもらう。
とりあえずお茶を出してもてなしたけど、どう切り出せばいいのか分からなくて話し出せずにいた。
「で? 話って何だよ」
だから黒斗がそんな風に朗(ほが)らかに促してくれて助かった。
「うん……あのね、さっきお母さんからモデルやらないかって言われたの」
「……は? モデル?」
黒斗は驚いたように目を軽く見開く。
やっぱりいきなり本題に入るのはマズかったかな?
と不安に思ったけど、話し始めてしまったものは仕方ない。
あたしは続けて説明した。
「そうなの。何だかね、鳴海さんって言う結構有名なカメラマンがあたしのこと撮りたいって言ってくれてるらしいの」
「へ、えー……」
黒斗はまだ驚きから覚めていないのか、目を見開いたままで相づちを打つ。
帰りながら話すのも考えたけど、ちゃんと話して分かって貰いたいから……。
だから、寮の部屋で話すことにした。
寮に帰って着替えてから黒斗に部屋に来てもらう。
とりあえずお茶を出してもてなしたけど、どう切り出せばいいのか分からなくて話し出せずにいた。
「で? 話って何だよ」
だから黒斗がそんな風に朗(ほが)らかに促してくれて助かった。
「うん……あのね、さっきお母さんからモデルやらないかって言われたの」
「……は? モデル?」
黒斗は驚いたように目を軽く見開く。
やっぱりいきなり本題に入るのはマズかったかな?
と不安に思ったけど、話し始めてしまったものは仕方ない。
あたしは続けて説明した。
「そうなの。何だかね、鳴海さんって言う結構有名なカメラマンがあたしのこと撮りたいって言ってくれてるらしいの」
「へ、えー……」
黒斗はまだ驚きから覚めていないのか、目を見開いたままで相づちを打つ。