聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
あたしが痛みを堪えている間に、田代先輩があたしの太ももの辺りに乗り、動けないように腕も頭の上に一つにまとめられた。
「くぅっ!」
ひねった手首を無理矢理掴まれ苦悶(くもん)の表情を見せるあたし。
そんなあたしに、田代先輩の楽しそうな声が掛けられる。
「やっぱりブルートパーズは素顔が可愛いな……。そういう痛みの表情までそそられる……」
ゾクリ……とした。
怖い……。
こうやって同じように黒斗に組み敷かれた事は何度もある。
その度にあたしは負けるもんかと思っていた。
なのに、今はただ怖い。
田代先輩が……男が、怖い!
「や……だ……。こんな……男同士でっ」
無駄だとは思いつつ、せめてもの抵抗を試(こころ)みた。
恐怖で体は動かないから、言葉のみで……。
でもやっぱりそれは無駄でしかなく、田代先輩はニタリと笑う。
「そんなの関係ないだろ? 男同士だってHは出来る」
もちろんそれは知ってる。
どうやるのかも。
でも普通の男ならそういうことはしない。
「男同士なんてって思ってたけど、俺ブルートパーズ相手ならいけそうだから」
田代先輩はそう言ってあたしの耳を舐めた。
「ひっやあぁ!」
「くぅっ!」
ひねった手首を無理矢理掴まれ苦悶(くもん)の表情を見せるあたし。
そんなあたしに、田代先輩の楽しそうな声が掛けられる。
「やっぱりブルートパーズは素顔が可愛いな……。そういう痛みの表情までそそられる……」
ゾクリ……とした。
怖い……。
こうやって同じように黒斗に組み敷かれた事は何度もある。
その度にあたしは負けるもんかと思っていた。
なのに、今はただ怖い。
田代先輩が……男が、怖い!
「や……だ……。こんな……男同士でっ」
無駄だとは思いつつ、せめてもの抵抗を試(こころ)みた。
恐怖で体は動かないから、言葉のみで……。
でもやっぱりそれは無駄でしかなく、田代先輩はニタリと笑う。
「そんなの関係ないだろ? 男同士だってHは出来る」
もちろんそれは知ってる。
どうやるのかも。
でも普通の男ならそういうことはしない。
「男同士なんてって思ってたけど、俺ブルートパーズ相手ならいけそうだから」
田代先輩はそう言ってあたしの耳を舐めた。
「ひっやあぁ!」