聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
「感度、いいみたいだな?」
耳に熱い息をかけながら、そう囁く田代先輩。
その手は学ランのボタンを一つ一つ外していく。
首から鎖骨にかけて、肌が露わになった。
「ブルートパーズの肌、女みたいに柔らかいな……ヤバイ、マジでイけそう」
そう囁いた唇が、ちゅっちゅっと音をたてて首筋を吸い、鎖骨にまでたどり着く。
「やっあっ!」
鎖骨にまでたどり着いた田代先輩の唇から、柔らかい舌が出てあたしの鎖骨をなぞった。
「ひっやだぁ!」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
怖い怖い怖い怖い怖い!!
恐怖と嫌悪があたしの中で最高潮に達した。
あたしの中で何かが切れそうになる。
そのとき、体育館倉庫の扉が開いた。
あたしが扉側を陣取ったため、カギは掛けていなかったんだ。
開いた扉から現れたのは――。
――黒斗。
あたしと田代先輩が注目する中、黒斗は冷静に生徒手帳を開き、そこに書かれている内容を読みながら近付いてきた。
「校則第九章ジュエルについて、三十条……ジュエルに必要以上の接触をした者はその程度を測り罰則を命じる……」
すぐ側に来た黒斗は、そこで生徒手帳を閉じ、田代先輩にニッコリと微笑んだ。
耳に熱い息をかけながら、そう囁く田代先輩。
その手は学ランのボタンを一つ一つ外していく。
首から鎖骨にかけて、肌が露わになった。
「ブルートパーズの肌、女みたいに柔らかいな……ヤバイ、マジでイけそう」
そう囁いた唇が、ちゅっちゅっと音をたてて首筋を吸い、鎖骨にまでたどり着く。
「やっあっ!」
鎖骨にまでたどり着いた田代先輩の唇から、柔らかい舌が出てあたしの鎖骨をなぞった。
「ひっやだぁ!」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!
怖い怖い怖い怖い怖い!!
恐怖と嫌悪があたしの中で最高潮に達した。
あたしの中で何かが切れそうになる。
そのとき、体育館倉庫の扉が開いた。
あたしが扉側を陣取ったため、カギは掛けていなかったんだ。
開いた扉から現れたのは――。
――黒斗。
あたしと田代先輩が注目する中、黒斗は冷静に生徒手帳を開き、そこに書かれている内容を読みながら近付いてきた。
「校則第九章ジュエルについて、三十条……ジュエルに必要以上の接触をした者はその程度を測り罰則を命じる……」
すぐ側に来た黒斗は、そこで生徒手帳を閉じ、田代先輩にニッコリと微笑んだ。