聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
…………ちょっと待って。
それ以前にあたし、あれがファーストキスだったんだよね!?
寮に帰ってきて、自分の部屋の前まで来てやっと気付いた。
気付くの遅いよあたし!!
色んな意味でショックが重なり、あたしは部屋のドアによろけながら寄りかかった。
黒斗がすぐ側にいるけど、それすらも気にならない。
必死で守り通していたファーストキス。
よりにもよって……。
よりにもよって!
高志に奪われるなんてーーー!!
そりゃあ、あの田代先輩に奪われるよりは何倍もマシだけど!
でも始めてはやっぱり好きな人が良かったー……。
うぅ……高志め。
理由が何であったとしても、明日会ったら絶対に一発は殴ってやる!!
そう決心したあたしは、部屋のドアのカギを開けて中に入ろうとした。
するといきなり黒斗に腕を掴まれ、部屋の中に押し込められる。
そのままぐるんと反転して、気付いたときにはあたしは部屋の中でドアを背に押さえつけられていた。
「黒……斗?」
いきなり何を! と怒鳴ってやりたかったけど、それは出来なかった。
それ以前にあたし、あれがファーストキスだったんだよね!?
寮に帰ってきて、自分の部屋の前まで来てやっと気付いた。
気付くの遅いよあたし!!
色んな意味でショックが重なり、あたしは部屋のドアによろけながら寄りかかった。
黒斗がすぐ側にいるけど、それすらも気にならない。
必死で守り通していたファーストキス。
よりにもよって……。
よりにもよって!
高志に奪われるなんてーーー!!
そりゃあ、あの田代先輩に奪われるよりは何倍もマシだけど!
でも始めてはやっぱり好きな人が良かったー……。
うぅ……高志め。
理由が何であったとしても、明日会ったら絶対に一発は殴ってやる!!
そう決心したあたしは、部屋のドアのカギを開けて中に入ろうとした。
するといきなり黒斗に腕を掴まれ、部屋の中に押し込められる。
そのままぐるんと反転して、気付いたときにはあたしは部屋の中でドアを背に押さえつけられていた。
「黒……斗?」
いきなり何を! と怒鳴ってやりたかったけど、それは出来なかった。