聖石学園~意地悪で腹黒のナイト様~
第一章 お披露目とあたしのナイト様
「なあなあ、お前どんな女タイプ?」
「えーオレはやっぱり胸デカイのがいい!」
「やっぱそうだよな!?」
「でも、どんなに胸デカくてもデブはやだ」
「それは言えてる」
クラスの奴が何人か集まってそんなことを話しているのが聞こえてきた。
あたしは教科書を鞄にしまいながら、何とも言えない気分でそれを聞いている。
やっぱり男にしてみれば胸大きい方がいいのかな?
胸の小さいあたしはちょっとショックを受けた。
でもそれは表情に出さない。
それくらいの演技力はある。
「黒斗(クロト)、お前はどう思う?」
最初に話していた生徒……草壁 弘樹(クサカベ ヒロキ)が、少し離れた位置にいた相楽 黒斗(サガラ クロト)に聞いた。
「え? 何がだよ?」
と、黒斗は弘樹たちの輪に入っていく。
黒斗は明るい性格のせいかクラスの人気者で、顔もよければ頭もいい。
実はあたしもちょっと憧れていたりする。
「どんな女が好みかって話」
「やっぱ胸デカイやつだよな!?」
意気揚々と言ったのは小倉 高志(オグラ タカシ)。
自分がスケベだってことを隠そうともしていないやつだ。
「えーオレはやっぱり胸デカイのがいい!」
「やっぱそうだよな!?」
「でも、どんなに胸デカくてもデブはやだ」
「それは言えてる」
クラスの奴が何人か集まってそんなことを話しているのが聞こえてきた。
あたしは教科書を鞄にしまいながら、何とも言えない気分でそれを聞いている。
やっぱり男にしてみれば胸大きい方がいいのかな?
胸の小さいあたしはちょっとショックを受けた。
でもそれは表情に出さない。
それくらいの演技力はある。
「黒斗(クロト)、お前はどう思う?」
最初に話していた生徒……草壁 弘樹(クサカベ ヒロキ)が、少し離れた位置にいた相楽 黒斗(サガラ クロト)に聞いた。
「え? 何がだよ?」
と、黒斗は弘樹たちの輪に入っていく。
黒斗は明るい性格のせいかクラスの人気者で、顔もよければ頭もいい。
実はあたしもちょっと憧れていたりする。
「どんな女が好みかって話」
「やっぱ胸デカイやつだよな!?」
意気揚々と言ったのは小倉 高志(オグラ タカシ)。
自分がスケベだってことを隠そうともしていないやつだ。