【短編】先生彼氏
「このクラスの副担でもあるので、
みなさんと仲良くしたいと思っています」
そう言って、ニコッと笑った顔に
男子生徒と唯子、うち以外は瞬殺やった。
授業が終わり、唯子がうちの方へ向かってきた。
「やっぱ、多田先輩には適わないや」
なんて、言っている。
最近、唯子は多田先輩といい感じらしい。
恋かあ…
うちもそろそろしたいなあ…
うちはため息をついた。
「あ。またあの先生きた」
唯子がドアの方を見ていたので
うちも続けて、ドアの方を見た。