大好きでした。
「はぁ!?だから俺も直したんだろ!?」


「海鈴君は蒼太君と二人で直したようなもんだって言ってたよ!?」



そう言うととお兄ちゃんはバツの悪そうな顔をした。



「それはだな!!#$%&%$###$だよ。」


「は?聞こえないんですけど?」


「だから!!$#%&%#$$#%だってば!!」


「日本語喋って!!」


「あーもう!!だから%#$&$#%#$$#%&なんだってば!!」

「絶対に最初と言ってること違うでしょ!?しかも都合が悪いとこだけ聞こえなくするとかどんだけ幼稚なのよ!!」


「兄貴に向かって幼稚ってなんだよ!!」


「幼稚なんだから幼稚って言ってるんでしょ!?なんか間違ってんの!?」



そんな兄弟喧嘩をしていると海鈴君達が止めに入った。
だけどお兄ちゃんも私も怒りで我を忘れちゃってて自分で何を言ってんのか分からなくなった。



「だいたい妹の部屋に無断で入る奴がお兄ちゃんなのがありえない!!裸だったらどーすんのよ!!」


「お前の裸なんて興味ねぇよ!!気持ち悪ぃ。自意識過剰なんだよ!!」


「自意識過剰は蘭でしょ!?なんで私なのよ!!」


「テメェ人のこと呼びつけしてんじゃねぇぞ!!」


「なによ!!ちっさい男ね!!妹に呼びつけで呼ばれただけで怒鳴るなんてありえないわ!!」



ヒートアップする私達の喧嘩に焦って皆が止めに入る。



「おい!!止めろよ二人とも!!」


「蘭!!お前兄貴だろ!?少し頭冷やせよ!!」


「蓮ちゃんも落ち着いて!?」


「「うるさい!!入ってくんな!!」」


「「「は…はい。」」」



止めに入ってくれた海鈴君と蒼太君と恋汰君に文句を言ってまたお兄ちゃんと言い争った。



「とにかく!!もう部屋から出てってよ!!お兄ちゃんと話してるとほんっとに疲れる!!」


「お前まだ話は終わってねぇだろ!?それに疲れるってなんだよ!?」


「私の中で終わったの!!疲れるって言ったら疲れるんだよ!!もう皆部屋から出てってよ!!」


「終わってねぇ。…おい。お前ら部屋から出てろ。下にいろ。」



お兄ちゃんは私を睨んだまま皆に言った。

皆が心配そうにしながらお兄ちゃんの言葉に従う。
最後に海鈴君が「兄貴なんだから冷静にな。」って言って降りてった。
それを確認するとドアを閉めて床に座った。


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