大好きでした。
「おっす!!蓮!!今日は遅刻じゃねぇのな~?」


「だってまた怪我するのだけは嫌だから!!」


「おー、そうかそうか。それはいいことだ。さっさと教室行けよ~?」


「はーい!!」



信太先輩は退院してから陣先輩と一緒に朝の挨拶してる。
信太先輩も補習受けないとヤバいらしくて、その補習を無くすために朝早くから校門に立ってるらしい。

朝からご苦労様だ。



「あれ?なんだお前。もう来たのか?」


「あ、陣先輩おはようございます。」


「おう!!おはよ。あ、これやるよ。」



陣先輩はポケットからなにか出すと私に向かって投げてきた。
反射的に取ったけど



「先輩…。」


「あ?」


「炭酸飲料って投げたらダメですよ!!」


「あ?」


「開けたらシュワーってなるじゃないですか!!」


「あー、はいはい。」


「ちょっと!先輩!!」



陣先輩から貰ったのはコーラだった。
朝からコーラは飲む気にならないな…。
コーヒーとかがよかったんだけど。

そう思いながら教室に向かった。

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