君へ
゜~*~*~゜
第1章
ピピピ ピピピ
カチャ!!
「ふわぁぁぁ…」
あたしの1日の始まりはいつもこのアラームから。毎日毎日同じ音ばっかで飽きる…。
まぁ設定を変えるのめんどくさいからしょうがないか。
「あれ…今日土曜…?」
11月19日(土曜日)
「金曜日かと思った…」
天気いいし、公園で空でも眺めよう…
・・・・・・・・・・・・
「いってきまーす」
ガチャ
「うわっ……」
目に太陽の光が射し込んできた
「眩しい!!てか朝から天気良すぎ」
あたしは少しイライラしながら歩き始めた。
*公園*
「あれ…?見覚えのない人がいる…」
「…」
何であんなにじっと空見てるんだろ…
「あのー…?」
「何か?」
「あっいや…なんかじっと空ばっか見てるから…」
「あぁ(笑)変人に見えた??」
「そーじゃないけど(汗)その〜…空が好きなの?」
「うん、好き…なんかさ、空見てると嫌なこと忘れちゃわない?…」
「あっ解る!!あたしも家にいたくない時とかはいつもここに来てるから(笑)」
「マジ?(笑)」
「うっうん☆」
「あっ所で、名前は?」
「あっ!あたしは真中空乃って言います♪」
「空乃…?」
「うん」
「空かぁ…良い名前だね」
「あなたは…?」
「俺は秋野太陽」
「太陽!?(笑)」
「何で笑う?」
「なんかあたしらの名前、ちょっとだけ似てるなと思って(笑)」
「あぁ…確かに♪空と太陽…か(笑)」
「だね!!」
「あっやばっ。俺そろそろ帰んないと(汗)んじゃまた☆空乃♪」
「まっまたね!!太陽♪」
タッタッタッ…
「またね…か」
もう逢うことないだろーな…
「さて、あたしもそろそろ帰るか…」
*家*
ガチャ
「ただいま」
…
「誰もいない…」
タッタッタッ
ガチャ
「はぁ…秋野太陽か…メアド聞いとけば良かった…」
もう一度逢ってみたいな…
そう思っていたら、あたしはいつの間にか眠っていた。