年上ドクター
それは最近はもう毎時間出てる体育の授業のこと…。
「…ゴホッゴホッッ…」
ここ何日かはおさまっていた咳が出始めてきた。
ちょっと嫌な予感…。
けどまだちょっとしか出ないし大丈夫だよねっ!?
そう思ってバレーをやり続けた。
でも嫌な予感は見事に的中…
「…ゴホッゴホッ…ハァハァ…ゴホッゴホッゴホッ…」
授業が終わってからいきなり咳がひどくなってきた。
「ちょっと芽依、大丈夫っ!?」
マリナちゃんが心配して背中をさすってくれる。
「…ゴホッゴホッ…大丈夫っ…ハァハァ…薬飲めば…おさまるから」
そう言って琉くんから3つだけ貰った発作止めの薬をひとつ飲んだ。