紫陽花~7色のヤンキー達~
『ん?どした?』
「今なんか言わなかったか…?」
うわぉ!!
口が滑ったぜぃ
『別にっ!!』
あんまり言わない方がいいよね…
水沢ってことバラすのもヤだし
「そうかなぁ…」
まだ疑ってるよぉ
よしこうゆう時は!!
『あー!!もうこんな時間!!皆のとこ戻ろ!!』
と腕時計をしている風を装いながら他のやつらの所へダッシュ
いきなりあたしが走ってきたから驚いてるやつもいるがそんなの無視だ無視
あたしってばあのおっちゃん話題だったからって思わずコメントしちゃうなんて…
困ったさんだよ…
パパは昔相当ヤンチャだったらしくまだ新米だった頃のおっちゃんによくお世話になっていたらしい
だから今でも交流があるんだよな
ママが警察官になったのも少なからずおっちゃんの影響があるらしい
「なぁそろそろホテル行かねぇ?」
『行く行くー!!』
どんなのか見たいし!!
あたしと泰芽のそんな言葉を聞き1人のんびりと読書にふけっていた燈頼が立ち上がった
「それでは向かいましょうか。」
おー!!
という元気な掛け声とともにあたし+紫陽花のやつらはぞろぞろと燈頼へと着いていった
車で数分走るとそこには見るからにでっかくて高級そうなホテルが
てか高級だよな
とか思いつつ中へ
ほー
ボーイさんとか来たよー
キラキラしてるし
『ホテルってこんな感じなんだぁ』
「お前ホテル初めてなのか?」
『うん。』
「えっ?じゃあ旅行の時とかどうしてんの?」