紫陽花~7色のヤンキー達~



よしっこれでいっか



とあたしが取り出したのはクリーム色のミニワンピ



それにデニムベストとパンプスで髪は前髪上げればいっか



よーし!!



急いでロビーへ向かうと紫陽花メンバー大集合



『おはよー!!』


泰芽と眠そうな莢斗以外は皆ちゃんと返事をしてくれたんだけど…


問題は泰芽だ


だって明らかに怒ってるよね…



『泰芽くーん…おはよう…?』


とあたしはチビだから見上げるようにして話しかける



「お前なっ!?」


と何故か目があった瞬間泰芽は口ごもってしまった



『泰芽?』



あたしが顔を覗き込むようにして訪ねても答えてくれず下っぱくん達の方へと喋りに行ってしまった



どうしたのかな?



あたしがそう思っていると翡翠がこちらへやってきた


「あいつも男だしな~まあ気にしないのが一番てもんよ。」


とあたしの肩をポンポンとしながらそう言った



よく意味がわからないけどまあ怒られなかったしいっか


< 131 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop