紫陽花~7色のヤンキー達~



何者って聞かれてもあたしはあたしじゃボケ


と言いそうになったがその言葉を飲み込んみ何で?と訪ねる



「茉夜が見ている夢はもしかしたら実際に茉夜が体験した出来事なんではないか、と莢斗は考えています。ですが茉夜は過去に関してあまり喋らないので失礼ながら調べさせていただいたところ中学までは公立校に通っていたにも関わらず高校からは聖城に来ています。そこで気になってご両親の職業を調べたのですがでてこなかったのですよ。俺が調べたなかでここまで情報が出てこないのは緋眼の死神以来ですよ。」



『そう言われてもなあ…あたしにはわかんないなあ。パパもママも普通の会社経営者だし…』



水沢のことは言わない方がいいよね


てか緋眼の死神って何だ?


なんか聞いたことあるような…



あたしがそんなことを考えているといきなり誰かが部屋のドアをノックしてきた



「誰だ。」


「洸です。」


「入れ。」



なんか合言葉言ってるみたい


ちょっと笑っちゃいそうになったけど洸が部屋に入った途端部屋の空気が一気に変わったから笑うのを堪えた



『燈頼!!あたしここにいていいの?』


「いい。」



あたしは燈頼に聞いたのに何故か莢斗が答えてきた


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