紫陽花~7色のヤンキー達~



はぁ!?


姫とか無理っしょ


『無理です。てか意味わかんないし…』



「あのね茉夜ちゃん昨日莢くんとお出掛けしたでしょ?だけどねそれ黒炎(こくえん)てゆう暴走族のやつらに見られちゃったみたいで茉夜ちゃん狙われちゃったの。だから僕らに守らせてくれないかな?」


赤い頭の男の子が可愛らしくそう言った



『意味わかんなっ。暴走族とか何?てかそもそもあんた等誰?知らない人から姫だの暴走族だの言われても意味わかんないし。』



あたしがそう言うと楢橋莢斗が口を開いた



「俺達は関東No.1の勢力を誇る紫陽花のトップだ。俺はもう知ってると思うが2年の楢橋莢斗。茉夜お前昨日変な男達に会っただろ。あれが黒炎の奴等だ。あの時なそこにいる黒髪の燈頼がお前の事を念のため尾けたんだ。それでお前の戦いっぷりが気に入ったらしくてな…」


あれ見られてたんだ…



「2年の絛燈頼(サナダヒライ)です。あなたの戦いかたは無駄がなく綺麗でした。きっと我々が居なくてもある程度は自分で守りきれるでしょう。けれど相手は黒炎。狙った相手はどんな汚い手を使っても必ず仕留めます。水沢さんが狙われる原因は俺達が作ってしまった。だから守らせてください。」




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