学園恋愛事情
「止めてよ!!」
歌音のものすごい全否定に、若干凹む講介に『悪い事した』と片手で謝りポーズをする由真。
『いつもの事だし…』
そんな苦笑顔をした講介だった。
「講はそう言うんじゃないの!!ただの幼馴染。保育園からずぅっと一緒で、クラスも中3まで一緒である意味深い縁だけど、それ以上じゃないの!!」
「あんま、全否定すんなよ。凹むだろ!!」
講介が笑ながら、歌音の頭を優しく撫でると、そんな講介を見上げながら
「何で?!何で講が凹むの!!」
「…何でって…。」
苦笑する他なかった。
『本当に気付いてない?!それとも計算?!』
そう思わずにいられない3人。