学園恋愛事情
「講介ー!!ご飯だよー!!」
母の声にピクリと反応する。
失恋して胸がいたいのに…腹は減る。
しっかりご飯を3回もお代わりするほどガッツいた。
このまま何もせずに、仲のいい幼馴染のまま、歌音と他の奴の恋を黙って見続ける事なんて出来ない。
俺の気持ちを伝える。
講介は、そう決意して布団にもぐった。
その頃歌音は日記をつけていた。
日記に『告白された』と書いて照れている。
「恥ずかしぃ~。」
あぁ、明日から楽しみ!
先輩はどんな曲が好きなんだろう…。
歌音は、明日の先輩とのピアノレッスンを楽しみにしていた。