学園恋愛事情

美し過ぎる新入生*新入生あいさつ*

式が始まる前、

クラス毎に整列させられた中に、一際輝く人がいた。


女子達が小声で騒ぐ。
女子達の視線を一身に集める。


そんな存在だ。


立ち姿も美しければ、歩く姿もまた同じで…

そうなれば、座る姿勢も凛々しいのだった。



式はどんどん進み、中盤を差し掛かると、司会の先生が言った。



「新入生あいさつ。蜂屋秋人。」


「…はい。」


そう、綺麗な声で返事が聞こえ、その視線の先は…

視線を一身に集めていた彼だ。



蜂屋が立ち上がり、壇上へと向かう姿が見えると、館内がざわめいた。



女子生徒の目の輝きが増して行く…。





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