学園恋愛事情
「先輩も…あとはお願いしますね。」



そう言って講介は音楽室を後にした。




ドアを閉める頃には、講介の表情はやりきれないほどの苦痛の表情に変わっていた。




バイバイ歌音。

ちゃんと笑えてたかな?

これで良いんだよな。

ただの幼馴染…




そんな事を頭の中でグルグルと考えていた。




音楽室に取り残された2人は…



講介の出て行ったドアを、ただただ見つめるだけだった。








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