天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
ルイと別れ、雪菜は生徒達が殆ど下校した校内を一人歩く。
とりあえず夕食代わりに購買でパンを購入して食べた後、行くアテもなくトボトボ。
(今日はどうしようかな…何処で夜明かししよう…)
幸い雪女なので、外で過ごした所で寒さに震える事はない。
が、この雪ん子は困った事に人外の癖に並外れた怖がりだ。
夜中に一人でいるなんて、とても怖くて考えられない。
(保健室で保険医先生にお世話になろうかな…でも保健室には幽霊の…あれ?あの幽霊の…名前何ていったっけ…?)
小岩井の記憶に関しては、雪菜を含めた多くの生徒が『死神の術』によって消去されている。
用務員の小岩井を見ても、誰も彼だと気づかないのはそのせいなのだ。
とりあえず夕食代わりに購買でパンを購入して食べた後、行くアテもなくトボトボ。
(今日はどうしようかな…何処で夜明かししよう…)
幸い雪女なので、外で過ごした所で寒さに震える事はない。
が、この雪ん子は困った事に人外の癖に並外れた怖がりだ。
夜中に一人でいるなんて、とても怖くて考えられない。
(保健室で保険医先生にお世話になろうかな…でも保健室には幽霊の…あれ?あの幽霊の…名前何ていったっけ…?)
小岩井の記憶に関しては、雪菜を含めた多くの生徒が『死神の術』によって消去されている。
用務員の小岩井を見ても、誰も彼だと気づかないのはそのせいなのだ。