天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
と、誘われてはみたものの、学食での雰囲気は何処までも重苦しかった。

まるでお通夜のような沈痛な面持ち。

食事も喉を通らない。

「…あのさあ」

疾風と並んで座るルイ。

雪菜、修三、こはく、鞠子、小岩井を向こうに回し、彼女はカルボナーラのフォークをカツッと皿に突く。

「何でこんなテンション低い訳?ご飯に誘ってくれたんなら、もっと明るくいこうよ」

「だ、だって…」

何やら訳の分からないうちに、雪菜がホロリホロリと涙をこぼす。

「ルイ先輩と疾風先輩の心情を思うと、切なくて…」

「雪菜さん、泣いてはいけません…」

小岩井がハンカチを差し出して励ますという三文芝居。

何だこれ。

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