天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
「どしたぁっ!城山 小夜(しろやま さよ)!」

ガバッと。

何といきなり無口少女を抱き締める逸男。

何故無口少女の名前を知っているのか。

『な!わっ!』

物凄い勢いで赤面する無口少女。

「おいおいおいおい!」

「おめぇさん無茶すんな!」

「アンタ何やってんのよ!」

方向音痴弟が、兄上が、ヤンブラコンが。

幾ら何でもこれはいかんと、各自木刀を携えて無口少女の助けに入ろうとする。

しかしそれよりも早く。

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