天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
「城山 小夜っ!」

無駄にデカイ声で。

無口少女の両肩を掴み、逸男は大声を張り上げる。

「俺は君に会う為にこの天神学園にやって来たぁっ!さぁどうだ!俺と付き合おうじゃないか!さぁ!どうだほらぁっ!」

胡乱な目をするヤンブラコン。

怪訝な顔をする兄上。

開いた口が塞がらない方向音痴弟。

そして、もう限界点突破まで赤面する無口少女。

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