天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
「争い絶えない忌まわしい土地なんてなぁ、もうおしめぇだ」

楽しげに、花王が往く。

「教頭や俺の『同業』が学園に存在し、小岩井も学園の関係者になった今、俺が出張る必要なんざあるめぇ…俺ぁ美味ぇ酒でも呷りながら、チビ達とゆっくり隠居でもさせてもらわぁ…」

「よく言うよ…」

クスリと笑う教頭。

「アンタが隠居なんて似合いもしない…そこらの生徒よりもよっぽどヤンチャ坊主の癖してさ」

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