はじめまして、素敵な殿方。
。。。

「ここはとても良いところだね。見掛けによらず。」

「で、何でお前まだいるんだ。」

「君が好きだからだよ。」

「ささっ…粗茶ですが…」

「お前ももてなすな!!」

この南校舎にて、とんでもない爆弾発言を落としてくれた葵は、いまだにここに居座っている。

「なんで私の名前を知っているんだ。教えた覚えはないぞ。」

「いやぁ、来週の日曜日、デートなんてどう?」

「聞けよ!!!」

なんでこんなことになったんだと、翠は頭を悩ます。

「ともかく、お前が私をどう思おうが、私には関係の無いことだ。お引取り願おう。」

ぐいぐいと葵を追い出してしまった。

「また来るからねーーーーー!!!」

「もうくんな!!!!」

「ちょっと、塩まかないでよ。」

< 7 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop