忘れないよ、
でもあたしは春希くんを
好きになることは出来なかった。
それどころか、春希くんを
君と比べてしまっていた。
君のことばかり思い出してた。
やっぱり君じゃなきゃだめなんだ、
という気持ちが募っていくだけだった。
春希くんも、あたしのことを
恋愛感情として好きなわけじゃなかった。
お互いに、心の隙間を埋め合い
支え合う存在だった。
あたしは春希くんといても、
お互いを傷つけ合うだけだと思って、
結局君を忘れられないまま関係を絶った。
じゃあね、春希くん。
あたしのはるきくん、2番目、の。
今思えば最低な行動だった。