窓愛〜キミの笑顔が僕の幸せ〜
僕は手を合わせて、ヨシ兄の無事を祈る。




プルル…プルル…



家の電話が鳴り、僕は急いで電話を出た。




「もしもし。」


受話器から、鼻を啜った音が聞こえた。


いくら待っても相手からの、応答がない。



「電話切りますよ?。」



電話の相手…分かってるよ。



分かってるんだ。



でも、現実を見ようとしないんだ。



怖くて…怖くて。



まだ現実を、受け止めようとしないんだよ。
< 21 / 23 >

この作品をシェア

pagetop