窓愛〜キミの笑顔が僕の幸せ〜
僕は美和を、見ながら少し悲しくなった。

僕は、美和には告白できない理由があるから。

勿論美和だけじゃなくて…僕は一生誰とも付き合えない。

「美和って可愛い名前。」

優に微笑みかけると、優も微笑えんだ。

「そうだな。
んで…病気は大丈夫か?」

僕が誰とも付き合えない理由。

それは…心臓が弱いから。

僕は昔から、心臓が弱いんだ。

走ったら駄目だし。

いつ、心臓が止まるか分からない。

「うん。一応、今のところは…平気。」

いつ死ぬか分からないやつが、付き合うなんて無理だ。

だから僕は、遠くから見てるだけでいいんだ。
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