窓愛〜キミの笑顔が僕の幸せ〜

窓の外には、必ず美和が居て…それを見てたら何となく好きになっていって…。

あぁ…健康な体だったら僕は真っ先に美和に告白していただろうな。

「おーい、晃!」

後ろから小声で優が話かけてきた。

「どうしたの、優?」

優が、黒板の方を指差した。
教卓の辺りに、先生が立っており授業が始まっているらしい。

「早く、教科書出したほうがいいよ」

僕は慌てて、机の上に教科書とノートを出した。


今日は少し早めに授業が終わり、僕は帰りの支度をし、げた箱に向かった。


すると、辺りを行ったり来たりしている一人の女の子が居た。

「何、しているんですか?」

女の子は、僕のほうに振り向いた。

さっきは後ろ姿だったから分かんなかったけど…間違いなく美和だ。

「えっ!?
えーっと…靴がなくて…今、探しているんです。」