窓愛〜キミの笑顔が僕の幸せ〜
「僕は、上原 晃。
よろしくね。」

僕の心臓は正直だ。

今…物凄く僕の心臓の鼓動が早い。

顔も、どんどん熱くなってきた。

やっぱり僕は、美和のことが好きなんだな。

改めて自分の気持ちを確認した僕。

「晃君かぁ。私は、坂下 美和。よろしく!!。」

美和は、やっぱり笑顔だった。

靴を探して30分。
やはり、靴は見つからない。

「ねぇ、晃君。」

美和が、僕の肩を軽く叩いた。

僕は、微笑みながら美和を見た。

「…どうしたの?。」

美和は、悲しそうな表情で一生懸命、僕に笑顔を作っていた。


「もう、諦めよう。」

悔しそうに、俯きながら首を横にふる美和。

「…えっ。」

美和は、顔を上げまた、いつもの笑顔に戻った。

「無い物を、探したって意味ないしさ。」

美和は、自分の鞄を持ち上履きのまま帰って行ってしまった。
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