【短】最狂恋愛活劇
「ちょっと待って!本当なの!?信じられない!」


お父さんが選んだ相手は、宗太郎みたいにきちんとした人なのかと思ってた。

コイツ、どう見ても宗太郎とは真逆の人間じゃん!


軽そうだし、バカそうだし、図々しいし!

絶対旦那にはしたくないタイプ!




頭の中で色々考えるあたしに、ゆっくり近付いてくる泰虎。


そしてスッと手が伸びてきたかと思ったら……


「信じさせてやるよ」


背中がゾクッとするような、低めの甘い声で呟かれ……


「んっ!?」


唇を塞がれた。


突然過ぎて、キスされてることを理解するまで時間がかかった。
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