【短】最狂恋愛活劇
お父さんの部屋で二人で話すことになり、ソファに座った。


コンコン


「失礼します」


お父さんの指示通りにお茶を運んできたのは宗太郎。

宗太郎の入れるお茶は、特においしい。


キスをしてから宗太郎に会うのは初めてで、緊張してしまう。


「由良さんもお茶でよかったですか?」


「え!?あ、うん。ありがと」


宗太郎はいつも通りか…。


あのキスに意味はないってこと?

ただあたしを励ましてくれただけなの?


「他に用はありますか?なければ俺はこれで…」


立ち去ろうとした宗太郎を止めたのはお父さん。


「せっかくだからお前も聞いていけ!」
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